複雑な連符の練習法

まずは5:4のリズムから

まずは、このリズムを演奏できるようにする。

そうすれば、5:2のリズムは簡単に演奏できるようになる。

基本のビートを2分割すれば5:4のリズムになる(5連符の3つ目は3拍目より前にくる)。


より複雑な連符にの場合、リズムのおおよその目安をつけるために、より簡単に演奏できるリズムで近似し、そこから補正することで正確なリズムに近づけていくのが良い。

以下の譜例において、演奏したいリズムは最上段、その近似リズムは中段に記譜されている。
赤字の数字は、1拍を1とした時の音価。

前半の3連符をほんのわずか速めに演奏し、4つ目の音が3拍目のほんの少し前(具体的には5分の1拍分前)に来るように補正する。


前半の2連符をほんのわずか速めに演奏し、3つ目の音が4拍目のほんの少し前(5分の1拍分前)に来るように補正する。
上記の譜例は7拍子が3+4の場合の近似法だが、4+3の場合は近似リズムを逆行させ、初めの3連符を少しゆっくり目に演奏する。


前半の4連符をほんのわずか速めに演奏し、5つ目の音が4拍目のほんの少し前(7分の1拍前)に来るようにする。