中学校で現代音楽ワークショップ

By | 2016-06-11

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低音デュオとして、下関の名陵中学校で現代音楽ワークショップを行いました。

まずデモンストレーションとしてケージの『アリア』を演奏、記譜法を簡単に解説した上で、生徒の皆さんに実際に図形楽譜を作成してもらいました。
初めはためらいがあったものの、描いた線が実際の音に変わる面白さが分かってくると、次々と斬新な発想が生まれてきました。
幾つかのグループに分かれて作成してもらった楽譜を2つ組み合わせ、二人で同時演奏することで二重奏を完成させました。独立して作った楽譜を同時演奏する発想は、当然ながらケージの手法を流用したものです。

楽譜をホワイトボードに張り出し、楽譜を見ながら完成したものを試演すると、楽譜と音楽の関係の面白さ(ある時は予想通り、またある時は予測不可能)に自然と歓声があがり、音楽づくりの面白さを体感してもらうことができました。

音楽室から見た下関の風景

音楽室から見た下関の風景