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行ってきました。ダモ&マニ。
東京の方ではなくて横浜の公演の方にわざわざ行ったのですが、理由は対バンに「Incapacitants+JOJO広重+石塚俊明+柿木義弘」という日本のノイズ音楽の最高峰が結集したスペシャル・バンドが組まれていたからです。そしてその演奏はもうやばすきます。2つのテーブルにそれぞれ所狭しと積まれたギター用のエフェクターがセッティングされていた時点でただならぬ雰囲気を感じていましたが、凸凹コンビの二人がそのエフェクター群をなにやらいじって凄まじいノイズを発したり、マイクを口にくわえて絶叫したり(しかしノイズと一体化してか、ノイズがうるさすぎるのか声全く聞こえず。。)と阿鼻叫喚のパフォーマンスでした。その轟音ノイズにからむ石塚俊明のロック色の強いドラムがさらにやばさを増幅、かなり狂いまくっていたお客さんも多数。最後には巨体を客席にダイビングさせ客席の後ろへ走り去っていくちょっと迷惑(笑)なパフォーマンスもありました。やはり日本のノイズ音楽は世界最高峰です。

この凄まじい演奏の後に、マニ&ダモはどう演奏するのか、ちょっと不安になってしまうほどでしたが、その心配は杞憂に終わりました。こちらも本当にやばかったです。
ダモのソウルフルなヴォーカルも感動的でしたが、なんといってもマニのドラムが圧倒的でした。
チューニングでちょっと一叩きしただけで分かる、類稀なるリズム感とグルーヴ、音楽の強度、すべてが圧倒的でした。
長い曲になると、途中でリズムやテンポを微妙に変えるのですが、その変化のさせ方などもマジカルで、聴衆の心をグイグイ惹き付けていきます。もちろんバカテクを100%使い切った手数の多く、ニュアンスに満ちたドラミングそれ自体も最高で、最後には鉄製の皿を何枚もジャラジャラとステージにぶちまけ、床に座ってそれを華麗に叩きまくるパフォーマンスも飛び出ました。

会場は小さなライヴハウスだったのでステージが間近で、ほぼ最前列にいた私は大満足でした。

これは行かなきゃ損ですよ。

http://mondrien.com/damo/

言わずとしれた、ドイツの生んだ最もクレイジーなバンドの最もクレイジーなアルバムですが、2003年最新デジタル・リマスターということで紙ジャケになって再発売です。
もともとローファイなサウンドなのでリマスターというのもそれほど関係なさそうですが、それなりにキメが細かくなっているように感じます。

このアルバムはバンドのメンバーがおクスリを一発キメた状態でだらだらと即興的なセッションを行いそれを細かく切り貼りしたりエフェクターを通す事によって音を変調したりと大胆に加工する事によってサイケデリック体験を音楽で表現しようとしたものです。

その結果はドコドコボコボコとプリミティヴなパーカッションのリズムに合わせてひずんだギターのコードや叫び声がかぶさり、それが無目的に延々と続いていくもので、これがベートーヴェンを生んだ国と同じ国の音楽なのか、と一瞬びっくりしますが、ドイツにはこの手の極度にいかれたバンドが多かったりします。
ドイツ人は論理的というイメージがありますが、それが度を超えると超論理から非論理へと変異してこのような異様な音楽が生まれるのでしょう。

 もし、あなたがジャーマン・ロックのファンであるなら、コニー・プランクという名前をきっと知っているであろう。もし御存じでなければお持ちのジャーマン・ロックのアルバムのクレジットをよく調べてみて欲しい。彼は多くのジャーマン・ロックのアルバムのエンジニアやプロデューサーとして名を連ねているのだ。特に、クラスターやNEU! 、あるいは、そのメンバーの別プロジェクトのアルバムにコニー・プランクの名前を多く見つけることができるが、少し意外なところでは名盤アシュ・ラ・テンペルのファースト・アルバムにもエンジニアとして参加している。
 
 コニー・プランクについて語る前に、まず「ジャーマン・ロック」という言葉について説明しておきたい。直訳すれば「ドイツのロック」ということになるが、一般的にジャーマン・ロックというと、(かなり曖昧な定義になってしまうが)1970年代のドイツに於ける実験的で前衛的な音楽(ただしシュトックハウゼンらのクラシック音楽やペーター・ブレツマンらのフリー・ジャズは含まない)のことを指している。「ロック」という名称が示唆するように、ジャーマン・ロックは1960年代後半のビートルズやジミ・ヘンドリックスらの当時先進的であったロックの実験的な要素を抽出、発展させた所に一つの起源があるのだが、そこにフリー・ジャズ的な即興演奏や、同じドイツの電子音楽の巨匠であるシュトックハウゼンの音楽、この時期に大きな機能向上を果たしたシンセサイザーなどの様々な要素が混ざり合った結果、音楽自体は「ロック」という言葉が連想されるものとは程遠く、むしろ「テクノ」の音楽性に近いと言えよう。
 それではその「テクノ的」ともいえるジャーマン・ロックの重要な要素とは何であろうか?それは、「電子音」「反復」、この二つであろう。「電子音」はシュトックハウゼン以来ドイツ音楽の一つの伝統とも言えるが、それまでのロックやジャズに見られた音響の肉体的な感触を消し去り、音楽を「音響」そのものとして捉える役割を果たしている。「反復」はディレイやシーケンサーなどで機械的に生み出される場合もあれば、ドラムのビートのように生身の人間の演奏による場合もあるが、その反復が生み出す心理的効果は恍惚と快感である。
 コニー・プランクはエンジニアのサイドから、この重要な二つの要素が生み出す特性を最大限に引き出す大きな役割を果たしているが、その貢献度はアルバムの完成度を左右するほどの大きなものになっている。「音響」そのものが重要な音楽においての録音技術の占める位置が非常に重要なのは少し考えてみればすぐにお分かりだろうが、まさにコニー・プランクは演奏しているミュージシャンと同程度、あるいはそれ以上に音楽に関わっていると言える。彼は「録音機材」という楽器を演奏しているのだ。
 コニー・プランクが録音すると、ドラムのビートの粒は立体的に感じられ、アナログ・シンセの音は暖かみと存在感を持ち、ディストーションを効かせたエレクトリック・ギターの音色は輝かしく響き渡る。音響そのものの位置が極めて重要なジャーマン・ロックにおいてこうした録音技術は音楽自体の質を飛躍的に高めるのだ。そういう訳でコニー・プランクは単に優れたエンジニア、プロデューサーであるだけでなく、ジャーマン・ロック界における重要なミュージシャンであるといって良いであろう。
 70年代は様々なミュージシャンのアルバムを側面からサポートする(とはいえ、今述べたように陰の主役といっても良いほどの強力なサポートである)ことが多かったが、80年代になってから自身がリーダーとなったアルバムを何枚か制作している。そのほとんどが、クラスターの片割れのディーター・メビウスとの共作である。この二人によるアルバムには、Rastakraut Pasta(1979年)での突然変異異型レゲエとでも言いたくなるようなサウンドや、En Route(1986年)でのメタリックなリズム・トラック、それに時折かぶさるドン・チェリー風のアヴァンギャルドなミュート・トランペットの音色など、聴きどころが多いが、すべてに共通していえるのが、比較的シンプルなリズム・トラックと、その上で細かく出入りする生楽器や異様な電子音との組み合わせである。こうした作風は後に大きく発展する事になるテクノを先取りしているといえるが、そういう意味で絶対に外せないアルバムがある。
 それは、このプランク、メビウスという二人にジャーマン・ロック界を代表するドラマーの一人、グルグルのマニ・ノイマイヤーを加えた3人の共作になるアルバム「Zero Set(1984年)」である。この10年後に制作されていたとしても古さを全く感じさせない革新性をもった恐るべきアルバムであるし、実際多くのテクノ・ミュージシャンがこのアルバムからの影響を公言している。
 トランス・テクノのトレードマークともいえるTB-303風の音色のシンセによるシーケンス、そこに加わるマニ・ノイマイヤーのグルーヴィーで手数の多いドラムのリズム、上物としてさらに重ねられる抽象的な電子音響、そしてコニー・プランクのお家芸といえる極上の音響処理、これらが奇跡的に一つに組合わさる事により、テクノ的で且つ肉体的という相矛盾した要素を一つに纏め、他に類を見ない圧倒的な音楽を生み出してしまった。。
 ドラムのパターンにしてもシーケンスのフレーズにしても、もともとは反復を意図して演奏されているのだが、多くの部分を人力(このアルバムの音楽性を一言で表すならば「人力テクノ」という言葉がふさわしいであろう)に頼っているためにどこかで不規則な部分が思いがけず生じてしまう、そんなところにこのアルバムのスリルがあるし、こればかりは現代のテクノ・ミュージシャンが真似ようとしてもなかなかできない部分である。
 音楽の本質的な部分とは直接は関係ないが、各曲のタイトルのネーミングもなかなかテクノ的で秀逸である。以下にタイトルのリストを記そう。

 1. Speed display
 2. Load
 3. Pitch control
 4. All repro
 5. Recall
 6. Search zero
 
 ただ一つの弱点はジャケである。アルバム・タイトルの殴り書きの様なロゴはそれなりに味があるのだが、その下の少し加工したと思われる写真は、「なんじゃこれ?(滝汗)」である。地下通路のような場所でほとんど裸に近い状態で片足を挙げて踊ってる黒人のオバサン(?)、カッコ悪過ぎである。

もっとも Aphex Twin などもかなり意図的に品のないジャケットを作っているのでそういう意味では、テクノの先取りと言えなくもないが。。。

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■松平敬 1stアルバム
《MONO=POLI》


 マショーからケージまでの声楽アンサンブル作品を、多重録音によってすべて一人の声のみで演奏したアルバム。
 16声部のリゲティ《ルクス・エテルナ》も収録。

ENZO Recordings
EZCD-10006

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松平敬 - モノ=ポリ・ひとりの声のための交響曲

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