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私も出演(演奏)している高木正勝氏の映画《或る音楽》は、すでに東京をはじめあちこちで上映されていますが、京都、吉祥寺、沖縄での上映が決まりましたので、お近くにお住まいの方はぜひご来場下さい。

この映画にも収められているライヴ演奏から再構成されたCD《タイ・レイ・タイ・リオ》も好評発売中です。こちらもよろしければどうぞ。
それにしても、このプロジェクトからもう1年たつのですね。早いものです。



◯京都みなみ会館
2009年10月9日(金)~22日(木)
10/ 9(金)&10(土)=20:30~
10/11(日)~15(木)=17:40~
10/16(金)~19(月)=18:50~
10/20(火)~22(木)=21:15〜
◎料金・当日:一般1,700円 / 学生1,400円 / シニア1,000円
前売:1,400円

*10月9日(土)(上映後)
ヤノベケンジ(美術家)×高木正勝によるトークイベント開催決定!

京都みなみ会館
tel.075-661-3993


◯吉祥寺バウスシアター
2009年10月17日(土)~30日(金)21:00〜
◎料金: 一般1,500円 / 学生1,300円 / シニア・会員1,000円

*10/17(金)(上映後)
御法川修(映画監督)×高木正勝のトークイベント決定!

御法川監督が手掛けている最新作「SOUL RED松田優作」(http://yusaku-movie.com/)(11/7より公開)に、高木正勝が映像作品を提供。監督とのコラボレーションについてや、映像表現についてなどをうかがう貴重な対談の機会。
ぜひお出かけ下さい!

●整理番号の受付は当日 19:30より 受付開始

吉祥寺バウスシアター
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-11-23
tel.0422-22-3555


◯沖縄・桜坂劇場
2009年11月13日(金)~20日(金)19:00〜
◎料金:一般1,600円 / 大学・高校生1,300円 / 小中学生1,000円 / シニア1,100円
前売:1,200円

*上映記念ライブ開催決定!- 高木正勝ライブ+「或る音楽」上映
日時:11月15日(日) 開場13:00 開演13:30
会場:桜坂劇場ホールA
料金:前売3000円 当日3500円(全席自由)※要1ドリンクオーダー
プレイガイド:桜坂劇場窓口/チケットぴあ(Pコード:338-173)
ローソンチケット(Lコード85584)
問・電話予約:桜坂劇場098-860-9555

桜坂劇場
沖縄県那覇市牧志3-6-10
tel.098-860-9555
本日より、私も出演(といっても歌っているところを撮影されただけですが)している映画「或る音楽」が渋谷ユーロスペースにて上映されます。

「或る音楽」 2009年/カラー/HDCAM SR 5.1ch/約72分

出演
高木正勝 (piano, vocal) 田口晴香 (vocal) ヤドランカ (vocal, saz) 松平敬 (vocal) 熊澤洋子 (violin)  金子鉄心 (uilleann pipes, sax) ヤマカミヒトミ (flute, sax) OLAibi (percussion) 佐藤直子 (percussion)  沢田穣治 (contrabass)

音楽&舞台映像 高木正勝
監督 友久陽志

高木氏の映像作品「Homiĉevalo」「NIHITI」も同時上演されます。

本日4日には監督・友久陽志氏および高木正勝氏の舞台挨拶、15日には中沢新一氏と高木正勝氏のトークも予定されているそうです。

その他名古屋シネマテークで7/18〜24、トロントで8/21〜23、9〜10月には山形、仙台、福島、京都、神戸で上映予定だそうです。

このプロジェクトを収めたCD「Tai Rei Tei Rio」もすでに発売されていますが、詳細な情報は以下をご覧下さい。

昨年参加した高木正勝さんのコンサート「タイ・レイ・タイ・リオ」が映画《或る音楽》になりました。

コンサートの映像はもちろん、リハーサルの様子、高木さんへのインタビューなども織り込まれた作品ですが、昨日はその試写会でした。
大画面で、しかも高品質なサウンド・システムで見て、聴く自分の演奏には不思議な感覚を覚えます。

ということで、映画出演といっても、お芝居したりということではなく、勝手に撮られて勝手に編集されて、気がついたら完成していた(笑)ということです。
残念ながら私のアクション・シーンはありませんので、悪しからず。

100時間撮りためた素材から70分の映画にまとめたとのことで、編集作業はさぞかし大変だったと思いますが、その苦労の甲斐あった作品になっています。

まずは7月4日〜24日に渋谷ユーロスペースでレイトショウ、あと他の地域でも順次公開だそうです。

このコンサートの音源から作ったCD《Tai Rei Tei Rio》も6月17日に発売予定です。

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ナタリー
Yahoo!ニュース

kundun_sound.jpgkundun.jpgこの映画はダライ・ラマ14世の半生を描いたものです。
彼の幼少時代にはじまり、即位、中国軍の侵攻、毛沢東との対話、そしてインドへの亡命に至る彼の半生が美しい色彩を伴った映像で描かれています。今チベットで起こっている事の原因の一端を知るのにも役に立ちますが、映像を通してチベットの宗教や文化に触れることで、チベットの素晴らしさを少しでも多くの人に知ってもらえればと思います。

音楽はフィリップ・グラス。彼お得意のアルペッジョを多用したオーケストラの音楽と、重低音の歌声によるチベットの声明などの伝統音楽を巧みに融合したサウンド・トラック(左の画像をクリック)で、濫作気味の彼の映画音楽の中ではそれなりに楽しめる内容になっています。

寺院の中で走り回るネズミにも愛情の眼差しを注ぐ彼のひととなりが描かれるかと思えば、毛沢東に面と向かって「宗教は毒だ」と言われるなど彼の心の苦しみが伺われる場面もあり、チベットの現状を思いながらこの映画を観ると何ともいえない苦しい気分になってきます。

単なる伝記映画に終わらない充実した内容なのですが、残念なのがDVD(右の画像をクリック)がどうも廃盤らしくamazon.co.jpではとてつもない値段のついた中古品があるのみとなっています。

参考リンク:ダライ・ラマ法王日本代表部事務所

kyojinnohoshi.jpg
近所の店で発見したのが運の尽き、11枚(64話分)で10000円という値段からさらに割引されていたのにも魅かれ、思わず買ってしまいました。
一日に1〜2話ずつ就寝前に見るのが日課になっています。
ツッコミ所のあまりもの多さに大興奮です。

星家にかかっている掛け軸に書かれている言葉が「根性」(笑

飛雄馬に次々と襲いかかる、試練の極端な設定(号泣)
しかし、飛雄馬は「父ちゃんのしごきに比べれば、楽なもんだい!」とふんばり、「超人的」な根性で克服します。

青雲高校の校歌(?)がものすごく変(汗)


私もこれくらい練習しなくてはダメですねぇ(反省)

pandra.jpgベルクの有名なオペラ「ルル」と同じ原作を元にした無声映画(1929年)のDVDです。なんといってもルル役のルイーズ・ブルックスがはまりすぎです。絵に描いたような「魔性の女」の魅力全開ですが、彼女に群がる男性達のキャラ立ちも強烈です。アルヴァ、シェーンは役にぴったりのキャスティングをしているのはもちろん、シゴルヒの醜悪なキャラクターは特に衝撃的です。ゲシュヴィツの、一目でレズビアンと分かる演出も絶品です。
とにかくモノクロの映像が美しく(サイレントだけに映像により注意が向かいます)、130分という上映時間がそれほど長く感じないほどですが、私としてはどうしてもベルクのオペラと比較しながら見てしまいます。

細部で色々と違いはありますが、大筋ではベルクの「ルル」と同じようなストーリー展開です。最後に切り裂きジャックに殺されるところも同じですが、ベルクのオペラのようにドラマティックな演出ではなく、淡々とした幕切れになっています。

サイレントなので当然、伴奏音楽が終始流れていますが、もちろんベルクの音楽とは全く異なる、当時の映画音楽の王道を行くような軽妙な曲が付けられています(ベルクのオペラの中にもジャズを模したような音楽が出てくるので、そことの関連性も指摘できなくもはないです)が、これも退廃的な雰囲気を醸し出していてなかなか良いです。

以前クリスティーネ・シェーファー主演の「ルル」のDVDを紹介した記事も書いてありますので、そちらも宜しければご覧下さい(以下リンク)。
http://matsudaira-takashi.jp/klang_weblog/2004/03/post-76.html

h-m.jpgシェーンベルクのオペラ「今日から明日へ」を映画化したもののDVDです。シェーンベルクのオペラといえばどうしても「モーゼとアロン」ばかりが注目されがちですが、このDVDを見ると「今日から明日へ」も中々捨てたものではないな、と思えるのではないでしょうか?1幕ものの1時間ほどのオペラで内容も夫婦のちょっとした喧嘩を取り扱った軽い内容ですが、音楽はシェーンベルクらしい充実したもので、最初はこうしたストーリーを12音技法を使って作曲する必要があるのか、とやや疑問だったのが、最後の4重唱では思わず唸ってしまうまでに音楽に引き込まれてしまいました。ちなみに演奏はギーレン指揮による非常にしっかりとしたものです。(同一演奏者によるCDも出ていますが、テイクは異なっていると思います。解説によると撮影しながら同時に演奏しているとの事。)
ストローブ=ユイレによるモノクロの映像も美しく、全編数台の固定したカメラのカットの交替だけで通すストイックな効果(つまり画面が動きません)が印象的です。カットが切り替わったら歌っている人ではなく椅子だけが写っているカットがあったり、4人で歌っているのに常に二人ずつしか映さなかったり、という、場面全体を見せない演出も、緊迫感を高めています。

付録として『アーノルト・シェーンベルクの《映画の一場面のための音楽》入門』という短篇がついていて、シェーンベルクをとりまく反ユダヤ主義との関わりが赤裸々につづられますが、「映画の一場面のための音楽」にどんな映像がついているか、という興味で見ると期待外れになるでしょう。この音楽も使われていますが、BGM以上の役割は果たしていません。

ずっと見たかったこの映画、今日ようやくみる時間を作る事が出来ました。
この映画の中で触れられている内容の多くはすでに各方面から聞いている事が大半でしたけど、NYテロ、イラク戦争などにまつわるさまざまな事実について非常にうまくまとめてあるので、とても興味深くみる事ができました。
大統領選の開票をめぐる胡散臭い事情に始まり、NYのテロが起きた直後のブッシュ大統領の無能無策ぶりを見事に捉えた映像、ブッシュ親子とビン・ラディン一族との金脈のつながり、このテロを受けてなぜか矛先がイラクに向かっていく顛末など見事に編集され、アホでマヌケなブッシュ像というのがこれでもか、というほど強調されていく様は痛快でした。
心に残ったのがイラクに派兵された米軍兵士へのインタビューです。ヘビメタを聞きながら装甲車から撃ちまくるのは興奮するなどといった背筋の凍る兵士がいるかと思えば、何の罪も無い民間人の死体の山を見てどうして自分はここにいるのか、と疑問を感じる兵士もいる、結局戦争というものは単なる人殺しに過ぎないという当たり前の事がイラクの生々しい映像と共に語られていったところです。そしてそこで危険を冒す兵士の大部分はアメリカで仕事がなくて仕方なく軍に志願した貧困層の若者で、その犠牲の上にブッシュの関係する会社が石油でぼろ儲けをするという非常に不健全な構造も浮かび上がってきています。
アメリカの国会議員の子供で軍に入ったのがたった一人ということを知ったマイケル・ムーアが議事堂の前で待ち伏せして通り過ぎる議員に、息子さんをアメリカのためにイラクへ、などと言いながら軍隊のパンフレットを配ろうとするシーンがありますが、もちろんことごとく断られたり無視されたり、と見事なまでにお約束な対応をあらゆる人が取ったのには笑えました。

この映画をみれば次の大統領選でブッシュに投票するバカはいないだろうし、そうしたことからあらゆる手で配給をさせないように妨害したり、いろいろといちゃもんをつけてくる理由も良く分かりました。
そして小泉総理がこの映画を見たくない、といった理由も。

参考リンク:マイケル・ムーア日本版公式ウェブサイト
http://www.michaelmoorejapan.com/

covercover
モリコーネによるNHKの番組「ルーブル美術館」のサントラです。とはいってもほかの映画のために作った作品の使い回しばかりなのですが、どの曲も偽バロック風な弦楽合奏、チェンバロ、ピアノ、オーボエなどを中心とした気品のある作品ばかりで、寄せ集めとは思えないすばらしい統一感を持っている素晴らしいアルバムです。偽バロック風なサントラといえば割と最近の映画「宮廷料理人ヴァテール」のサントラ(ラモーなどほんもののバロック音楽も混じっています)も印象的でした。偽バロック風といっても、例えばプロコフィエフの「古典交響曲」などを思わせるハーモニーを使っているのですが、ルイ14世の時代の豪華絢爛な映像と組み合わされても意外に違和感がなかったのが面白いです。この映画は出来としてはやや不十分なところもありますが、豪華な映像と素晴らしいサントラを愉しむだけでも十分に価値のある作品だと思います。

「カッサンドラ」を演奏したりしたこともあって、直接題材がつながるトロイ戦争を題材としたこの映画は楽しみにしていたのですが、感触の方はちょっと微妙です。莫大な予算をかけているのは分かるし、3時間近い上演時間も決して退屈する物ではなかったのですが、なにか中途半端な感が否めません。映画の後半の、有名なトロイの木馬のエピソードが前半の様々な展開と比べると、なんだかあっさりとしている感じがしますし、幕切れは本当にあっけないです。最強の戦士アキレスをいとも簡単に殺してしまうのが、映画の前半では本当に情けないどうしようもないおぼっちゃまとして描かれているパリス、というのがなんとも後味の悪さを増幅させます。
古代ギリシアの伝説自体が不完全な人間と神々による復讐の連鎖と理不尽な展開に満ちているし、それが人生の現実をリアルに表しているともいえますから、どんなに凄い人でもへなちょこな人間にいとも簡単に負かされてしまう、という世の中の皮肉さを描いているのかな、と無理矢理に解釈することも出来ますが、そう考えてもやっぱりなんだか後味が悪いです。
こっちが勝手に壮大な作品になることをイメージしていたせいもあるかもしれませんが、上演時間の割には作品の出来は非常に小粒な感じもします。

公式サイト>http://www2.troy.jp/

公開当初から賛否両論の沸き起こる大きな反響を呼んだこの映画を見ました。
イエス・キリストの受難の物語は聖書を通じて多くの人の知る物語ですし、特に私自身はバッハの受難曲などの演奏を何度もやっていることもあり、この物語の詳細を以前からよく知っていました。
そういう訳で映画を見る前からストーリーが分かっているだけでなく、次にこの人がこういうセリフを言うな、ということまで分かってしまうほど内容をよく知っているのに、これほどのショックを受けてしまう映画であるとは思いもよりませんでした。

セリフは当時の人の話していたアラム語とラテン語で話されるというこだわり、登場人物の風貌、建物など徹底的に当時の雰囲気を忠実に再現し、物語も基本的に聖書のストーリーをそのまま追っています。そして、公開当初から物議を醸し出したのがイエスへの残虐な暴力シーンですが、これは本当に壮絶でした。捕まった途端にいきなりぼこぼこに殴られて片目が開かない状態になってますし(そのまま映画の最後までそのままです)、執拗に繰り返される鞭打ちのシーンも目を覆わんばかりの壮絶さです。ただの鞭だけでなく先に特殊な針のような物のついた鞭でも容赦なく繰り返し打ち続け、最終的に全身を埋め尽くす痛々しい傷の生々しさ、そうした状態で自分がかけられることになる重い十字架を担いでゴルゴタの丘へ登っていく苦しさが、ここまで厳しいものだったのかと、強く再認識させられました。
聖書の表現は非常に簡素ですし、当時の生活様式も分からないので、このように時代考証に徹底的にこだわって映像化することには大きな意味があると思います。
そして最後の十字架のシーン。。。。分かっているつもりでしたが磔刑というものがここまで残虐なものであるのか、と痛感しました。手に足に釘を打たれ、十字架を立てる前に表に裏に何度も倒され、ぼろぼろになった揚げ句に高い丘の上に醜い姿をさらされる屈辱と肉体的な苦痛のリアリティはあの映像を見ないと理解できないでしょう。
そして、そうしたリンチともいうべき残虐の限りを尽くした迫害者のために祈りましょう、という言葉をイエスが発する訳ですが、あの暴力的な映像を敢えて提示することによって、かえって彼の偽物でない深い愛が浮き立ってくるしかけになっています。

少なくとも私にとってこの受難の物語に対する理解が一気に深まったと思うし、今後受難曲のような作品を歌っていく時の姿勢というものも少なからず変わっていくと思います。

ほとんどの部分に関しては極めて卓越した作品だと思いますが、若干の不満もあります。
まず、ところどころに登場してくるサタン、なかなかそれっぽい雰囲気を醸し出していますが、この映画にこの役が必要だったのかやや疑問に残ります。
あと、イエスが死んで十字架から下ろされる感動的な場面のあとに、エピローグ風につづくイエスの復活のシーン、この1分ほどのシーンがこの映画の価値を大きく下げていると思います。受難の描写が本当に卓越していたために、この復活の描写の陳腐さにがっくりしていしまいます。
どうせやるならこの復活の場面も聖書のストーリーの通りに展開して欲しかったと思いますが、これはさすがに映像化は困難でしょうし、うまく映像化したとしてもB級SF映画のようになってしまうことでしょう。

公式サイトはこちら

coverパゾリーニの遺作であるこの映画はありとあらゆる吐き気を催すようなものの詰め込まれた壮絶な作品です。1. 地獄の門、2. 変態地獄、3. 糞尿地獄、4. 血の地獄、と4つの部分に分けられていますが、これを見ただけでおおよそ内容は想像付くと思います。単に内容の過激さだけで行けばその手のヴィデオの方が上を行くのでしょうけど、この作品の凄まじさはこのような凄まじい内容にも関わらず芸術作品として存在している、という事実です。どんな吐き気を催すような場面であっても映像は甘美なまでに美しく、ほとんどサロン風のピアノの演奏(ショパンの作品も含まれています)のみに終始するサントラ(モリコーネが担当)も素晴らしい効果を上げています。4人の権力者は本当にわがまま放題、自身の変態趣味を満喫していますが、このキャラクターの描き方も巧みです。

戦争などの異常事態になると、このような悪徳行為が蔓延するというのは話によく聞きますが、それを冷酷なまでにリアルな映像として描き出した、世の中をきれい事ではすませないこのパゾリーニの鬼才には恐れ入るばかりです。

大体の「過激な表現」というものを受け入れられる私ですら、目を覆いたくなるようなシーンが多かったのですが、シュトックハウゼンの「芸術とは日常からの逸脱である」という発言などを思い起こすとこの作品が芸術作品として存在しえる理由も分かる気がします。

cover遂に出ました。サン・ラ主演&音楽の映画のDVD化です。
時間が取れなくてまだ始めの方をちらりと見ただけですがSF・サイケ・モンド・エロ・カルト・コミック・パンク映画とでもいえばいいのでしょうか、ありとあらゆる珍奇でどうでもよくて、でも面白そうな要素を詰め込みまくったナイス過ぎる映画です。
輸入盤ですので日本語字幕はありませんが、仮に英語がひとことも理解できなくても十分に楽しめる映画だと思います。

本日マトリックスの完結編を見てきました。
前作の「リローデッド」はカーチェイスのシーンなど見物が多い一方、特に前半でのやや間延びしたような展開がちょっと気になったのですが、この完結編「レボリューションズ」では、いきなりクライマックスであと、ずっとクライマックスがずっと続く、とでも言いたくなる、濃密でスリリングな展開にとにかく圧倒されました。

リローデッドでたった3秒くらいしか登場していなかった(私もなんどもDVDを見返すまでその人の存在すら気付きませんでした)人物が、レボリューションズで重要な役割を果たすなど、リローデッドで敷かれていた山のような伏線がここで解決しています。

ANNA

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coverアンナ・カリーナ主演、ゲンスブール音楽(脇役でちょこっと出演もしてます)によるこのミュージカル映画のDVD、今、店頭で手に入りにくいようなのですが、某所のツタヤで中古を発見しました。シュールでポップで色彩豊かな映像、カメラワーク、ファッションがとても印象的ですが、そこに重ね合わされるゲンスブールの音楽がとても素晴らしいです。ある時はグルーヴィーなロックンロール、またある時はキュートなフレンチ・ポップだったりしますが、次々と歌われるこれらのナンバーのどれもがとても切なく美しく、詞もとても素敵だったりします。
実はこの続けざまに表れる音楽をこの映画から取ってしまうと、15分くらいで完結できそうな非常にシンプルな(でも、とても粋な)ストーリーが残るだけなのですが、それが音楽とそこに組み合わされる映像の素晴らしさを浮かび上がらせる結果となってます。

それにしても、たまたま一枚の写真に写っていた女性に、名前も何も分からず一目惚れをして、ばかでかい広告を町中に貼るなどして必死に探すも、全然見つからない、でもその女性は自分が勤めている会社の新入社員で、いつもは大きな黒縁の眼鏡をかけているから気が付かない、という典型的な「灯台下暗し」の状況、彼女は彼女で彼が誰を探しているか知っているにも関わらず、それを黙っている、という「ありえね〜」な設定がそれ以上展開することなく(ラストだけちょこっと動きますが)ひたすら、お互いの心情を歌でつづっていくだけ、という構成素晴らしすぎです。

ただし、チャプターもなにもなしで単に映像を収めただけのこのパッケージの方法何とか改善して欲しい所です。

coverついにこの大ヒット作品のDVDが発売されました。ヲタク的な手の込んだ仕掛けがあちこちに仕組んであるので、やはりDVDで改めて見直すと気付かなかった細かい点を沢山発見しました。マトリックスの特集をしている雑誌があったので買ってよんでみると、そんなところあったの?というまだ気が付いてない点がありましたし、よく分からなかった設定上の細部が解説してあったりと、まだ見直してみる必要がありそうです。「アニマトリックス」や「Enter the Matrix」(ゲーム)にも本編に通ずる重要なサイドストーリーがあってその辺もよくチェックしなければいけないらしいのです。それにしてもゲーム用に同じ役者、セットを使って別シーンを撮影するとは、こだわりがすごいですよね。。

あの物理法則を無視したカンフーの動き(ヴァーチャルな世界でのことだから許されるのですが)やピンチが2重、3重と積み重なっていく「ありえない」カーチェイスなど何度見ても面白いですが、おまけDVDではその辺のメイキングが大量に収録されていてこちらも興味深いです。
ザイオンのシーンで1000人のエキストラを使ったとか、複雑なカーチェイスのシーンを入念に撮影するために2キロあまりの高速道路を作ってしまったとか、唖然としてしまうような事実が沢山収められています。

それにしても、このDVD発売のタイミングに合わせての完結編の公開。リローデッドがまさに「次回へつづく」的な欲求不満を残す終わり方だっただけに(そして長いエンドクレジットのあとにいやでも見たくなる完結編の予告編があります)、完結編のゆくえがものすごく気になります。
なかなか商売上手ですよね。。。。

そういえば映画の中で使われていた、飛び出してくる携帯電話はサムスンに作らせたらしいですが、日本でも売ってるのでしょうか?

cover1966年制作のこの映画はオーネット・コールマンがこの映画のためにCD2枚分の音楽を録音して(チャパカ組曲)、結局不採用になった、ということで、存在を知っていましたが、今回初めて映画本体を見る事が出来ました。

これは、大傑作です。マジでヤバイです。ヤバすぎな映画です。

主人公が重度のドラッグ中毒、アルコール中毒になって療養所へ入所するも、症状は良くなるどころかどんどんひどくなって、結局見放されて療養所を去る、というストーリーですが、随所にドラッグによる幻覚を思わせる映像が不意に挿入され、映画を見ていてもどれが現実でどれが幻覚か分からなくなってしまいますし、そんなことはどうでもよくなるイメージのインパクトがものすごいです。

cover伝説の映画コヤニスカッツィがついにDVD化されました(詳しい商品情報は画像をクリックして下さい)
早速購入して見てみました。武満徹がけなしていたり、坂本龍一の「いかにも」なコメントがあったりと半信半疑で見始めましたが、これはとても面白い映画だと思いました。
大自然の映像も人間世界の映像も音声をはぎとられ、代わりにフィリップ・グラスの音楽が組み合わされ、映像の大部分は早回しや遅回しで再生される事により地球上の出来事を「神の視点」で極めて客観的に見る事が出来るようになっています。
その「神の視点」で見ると自然界のものであろうと人間の作ったものであろうとすべては「パターン」の集積にすぎず、そのことを同じくミニマルなパターンの集積によって構成されたフィリップ・グラスの音楽が強調していますが、一人一人の人間はライフゲームのひとつひとつのドットにしか過ぎない、ということを強く感じさせます。

ほとんど4時間かかるこの映画ですが、一度見始めるとぐいぐい引き込まれていきます。
渋い色調の映像は素晴らしいし、登場人物は男性も女性も容貌もキャラも皆クール、現在と過去が交錯した長大なストーリーはやや複雑なところもありますが、エンディングに向けてストーリーが一気に収束していく構成はすばらしいです。

ニュー・シネマ・パラダイスのギャング版とでも言いたくなるほど、強烈なノスタルジーが全編を支配していますし、それをさらに盛り立てるモリコーネの耽美的な音楽(このサントラは彼の作った数多くのサントラの中でも最も優れたものの一つと言えるでしょう)は激しく涙腺を刺激します。

このような大作がDVD2枚組で2980円というのは妙なインパクトがあります。
ちなみに前回の記事で書いたエル・トポのDVDはDVD1枚で、これより2000円近く高かったりします。

この映画はカルト映画の元祖でジョン・レノンも大絶賛したなどという伝説も残っている、その筋の人たちにはとても有名な映画らしいですが、私は今回始めて見ました。

率直に言って、この映画はものすごく気に入りました。
一般的な映画なら「なかったこと」にしてしまうような、社会の暗部、人間の慈悲のかけらもない暴力性などがこれでもか、というほどに次々と描写されていますが、それだけに「美しいもの」、善悪を超越した自然界、あるいは時間の流れの大きさ、といったものが浮き立つ結果ともなっています。

ひとつひとつの場面、ひとりひとりの登場人物に何らかの暗喩が含まれていて、それがこの映画をより濃密なものとしています。

ところで、チベット密教の声明のようなサントラも流れてますが、これはオリジナルのものなんでしょうかねぇ。

ともかく、カルト映画云々ということを抜きにして単純にいい映画だと思いました。

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■松平敬 1stアルバム
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松平敬 - モノ=ポリ・ひとりの声のための交響曲

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