その他の音楽の最近のブログ記事

昨日紹介した美声ロシア人歌手Эдуард Хиль(エドゥアルド・ヒル)の妙な感じにはまって10回以上聞き、完コピできる勢いとなっています。
まずは昨日の復習から。

らららら〜、ををををを〜

Я очень рад, ведь я, наконец, возвращаюсь домой

YouTubeを調べると同じ人の動画がザクザクでてきたので、紹介しておきます。おそらくソヴィエト歌謡界では超有名人と思われます。

まずは、この曲。冒頭こそささやき系ですが、30秒過ぎたところで、思わずのけぞる展開が。。

Лунный камень

そして、ダンサブルなナンバー。
何、この変な踊りwwww
この展開はカリンカと同じですね。そしてバレエ風衣装のオネーチャンも一瞬コサックダンス風の振り付け。

Зима


そして、お調子もの系ナンバー。
ドイツのフォーク音楽にも通じるダサダサな感じが良いです。

Старая песня

この声の良さから考えて、「ソ連版ささきいさお」と解釈してよいでしょう。

CDとか聴いてみたいのですが、この人の情報見つけたらお知らせ下さい!

とても良い声ですが、この曲調、この微妙な踊り。
最大のポイントは、ヴォカリーズである、ということでしょう。

思わず自分でもまねして歌ってみましたww
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

今年も懲りずに、マイナーなアニヴァーサリーを調べてみました。
シューマン、ショパンといったメジャーどころは敢えて外していますが、マーラーの生誕150年はノーマークだったので、入れています。
個人的なツボには☆印を付しています。

生誕500年
アントニオ・デ・カベソン (1510-1566) ☆
アンドレーア・ガブリエーリ (1510-1586) ☆☆

生誕300年
ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ(1710-1736) ☆
ドメニコ・アルベルティ(1710-1740) ☆☆☆
ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ (1710-1784)

生誕200年
ノルベルト・ブルグミュラー(1810-1836) ☆☆☆(あのブルグミュラーの弟)
オットー・ニコライ(1810-1849)

生誕150年
フーゴー・ヴォルフ(1860-1903) 
エドワード・マクダウェル(1860-1908)  
イサーク・アルベニス(1860-1909)
グスタフ・マーラー(1860-1911) 
イグナツィ・パデレフスキ(1860-1941)  
ギュスターヴ・シャルパンティエ(1860-1956)

生誕100年
サミュエル・バーバー(1910-1981)
ウィリアム・シューマン(1910-1992)
ピエール・シェフェール(1910-1995) ☆
平井康三郎(1910-2002) ☆

没後100年
カール・ライネッケ(1824-1910)
ミリイ・バラキレフ(1837-1910)

生誕80年
ロバート・アシュリー(1930-)
諸井誠(1930-) ☆
ディーター・シュネーベル(1930-)

生誕70年
フランク・ザッパ(1940-1993)

生誕60年
ジェイムズ・ディロン(1950-)
久石譲(1950-)

生誕50年
猿谷紀郎(1960-)

没後50年
エルンスト・フォン・ドホナーニ(1877-1960)
アーサー・ベンジャミン(1893-1960)

生誕40年
新垣隆(1970-)
鈴木純明(1970-)

没後30年
入野義朗(1921-1980)

没後20年
アーロン・コープランド(1900-1990)(生誕110年でもあります)

没後10年
中田喜直(1923-2000)
アラン・ホヴァネス(1911-2000) ☆
フランコ・ドナトーニ(1927-2000)
この1ヶ月は2週間の都内スタジオでの録音セッション、3週間の自宅での集中的な編集作業と、死にそうな大変さでしたが、ようやく一段落つきました。その内容は、しかるべき時に改めてお知らせします(ヒント=前の記事)。

さて、キリンのビール《秋味》のウェブサイト上からリンクされているプロモーション・ヴィデオ(秋の味覚Movieというところ)で私の歌声が聞けますのでお知らせします。
カルメンの前奏曲に早口の歌詞をつけたものです。

ウェブサイト上以外では、サミットなどのスーパーでも(地味に)放映されているようですので、ご覧の上、たくさんビールを買ってもらえれば幸いです。
(TVでは放映していません。悪しからず)

本日より、私も出演(といっても歌っているところを撮影されただけですが)している映画「或る音楽」が渋谷ユーロスペースにて上映されます。

「或る音楽」 2009年/カラー/HDCAM SR 5.1ch/約72分

出演
高木正勝 (piano, vocal) 田口晴香 (vocal) ヤドランカ (vocal, saz) 松平敬 (vocal) 熊澤洋子 (violin)  金子鉄心 (uilleann pipes, sax) ヤマカミヒトミ (flute, sax) OLAibi (percussion) 佐藤直子 (percussion)  沢田穣治 (contrabass)

音楽&舞台映像 高木正勝
監督 友久陽志

高木氏の映像作品「Homiĉevalo」「NIHITI」も同時上演されます。

本日4日には監督・友久陽志氏および高木正勝氏の舞台挨拶、15日には中沢新一氏と高木正勝氏のトークも予定されているそうです。

その他名古屋シネマテークで7/18〜24、トロントで8/21〜23、9〜10月には山形、仙台、福島、京都、神戸で上映予定だそうです。

このプロジェクトを収めたCD「Tai Rei Tei Rio」もすでに発売されていますが、詳細な情報は以下をご覧下さい。

世間ではマイケル・ジャクソン死亡のニュースでもちきりですが、私にとってもっとショックだったのは〈東京の夏〉音楽祭が今年を最後に終了するというニュースです。

主催のアリオン音楽財団からのお知らせは以下のリンクをご覧下さい。

数々の先進的で視野の広い企画の中でも、私にとっては何と言っても、2005年のシュトックハウゼンの一連の来日公演の企画が思い出深いものでした。

今年も、日本の電子音楽の名作の数々をまとめて上演するなどの意欲的な企画があり、これから先の展開も期待していたのですが、今回のニュースは残念でなりません。

関係者の皆さまのご尽力に、拙文をもって心より感謝申し上げます。



---
余談ですが、本日フランスより到着したリュック・フェラーリの10枚組CD、しっかりと梱包しているのはいいのですが、アンパンのように膨らんだいびつな包み方に思わず失笑しました。フランス人のセンスって。。。

Finland.jpg

フィンランド国歌を歌います。

私ではなくて、私の弟子です。

昨年末よりフィンランドから短期留学している学生の声楽のレッスンを見ていますが、その彼(テノール)が歌うそうです。

特に声楽の専門教育を受けている訳ではないのですが、趣味でやっているにしては非常に歌がうまく、今までのレッスンではモーツァルトやヴェルディのオペラ・アリア、バッハのカンタータのアリアなどを歌っています。
日本人の巷の音大生よりはるかにレベルが高いかもしれません。

来週2月4日国立競技場で試合があり、その前に歌うようです。
TBSでも生放送されるようなので、ご興味のある方は是非ともご覧下さい。
TBSキリンチャレンジカップ2009 日本vsフィンランド

andes25f_01.jpg アンデスという楽しい楽器のことは、こちらの記事で半年前ほどに紹介しましたが、年内の大変な本番(まだ若干の仕事は残ってますが。。。)が終わり少し気持ちに余裕もできたので、クリスマス・ソングを演奏してみました。

クリスマス関連の仕事で購入した結構本格的なスレイ・ベルも使って、ほのぼのとした仕上がりになりました。
以下のリンクからお聴き下さい。
ジングル・ベル

ymamambo.jpg
ペルーの超人歌手Yma Smacが86歳で亡くなりました。ソース

この人の声を一聴して驚くのが驚異的な音域の広さです。
男声顔負けの重厚な低音から、小鳥が鳴いているかのような超高音まで軽々と歌い分けるテクニックは超人的です。バックのエキゾ音楽のいかがわしい雰囲気も相まって魅力倍増です。

この人の声を聞いた事のない人は、公式ウェブサイトの視聴ページ(ここをクリック)をご覧下さい。
とりあえず、このページのTaki RariやTaita Intyをお聴きになると彼女のテクニックが分かるかと思います。

YouTubeにも動画があったので貼っておきます。

心よりお悔やみ申し上げます。

jacojaco.jpg私の地元宇和島にこんな迷曲があるとは不覚にも知りませんでした。

その名も宇和島の名産品「じゃこ天」を歌った「宇和島じゃこ天の歌」。
宇和島には、市内でもっとも大きなお祭の和霊大祭の時の盆踊りソングとしての「宇和島音頭」や若者向けの「ガイヤ・オン・ザ・ロード」(作詞・作曲:宇崎竜童)などが知られていますが、この曲は完全にノーマークでした。

愛好家の方が作った曲、ということですが、それ故の脱力具合、良い意味でのチープさがかなりツボに入りました。
「およげたいやきくん」をパクったようなジャケット(左)のセンスも秀逸です。

ラテン風の浮ついた曲調にあわせて「じゃっこ、じゃっこー」という絶妙に力の抜けた掛け声がブレンドする様が最高です。

音源(部分)はこちらをどうぞ。
歌詞はこちらにあります。

CDの注文方法などはこちらをご覧下さい。

andes25f_01.jpg
「アンデス」とは右の写真にある鍵盤ハーモニカのような楽器ですが、その正体は実は笛です。
各鍵盤に笛がついている仕組みなので、パン・フルートに鍵盤がついたようなイメージでしょうか。

栗コーダーカルテットのアルバムの中でこの楽器が使われているのですが、どんな深刻な曲もゆる〜くしてしまうほのぼのとした音色を持っています。

ネットで見つけて思わず注文しましたが、以前当ブログでも紹介した近所のスーパーで流れている変なメロディーを早速試奏してみました。

http://matsudaira-takashi.jp/sounds/hibari.mp3

ちなみに楽器の画像をクリックすると販売元のサイトへ飛びます。

入力した文字(アルファベットのみ有効)を自動的に上下左右に逆転した状態にするJavaScriptの組み込まれた頁です。

http://www.revfad.com/flip.html

¿noʎ ǝɹɐ ʍoɥ

こうした文字列を簡単に作れます。だから何かの役に立つ訳ではないですが、あたかも12音技法の逆行反行形を思い出させます。

ところで、本日は明日の「双子座三重奏団&エクスドット」ツインライヴのリハ、気がついたら11時間ぶっとおしで練習していました。かなり濃密な内容ですので、今からでもまだ申込みOKです、こちらよりご予約下さい。

小学校の授業で音楽を大音量で流され、精神的苦痛を受けたと訴えた元生徒が訴訟を起こし、大阪地裁が慰謝料など170万円を払う判決を出したそうです。

ソース:http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200805020070.html

この事件自体に対して私がわざわざコメントするつもりはないのですが、気になったのはリンクに張ったasahi.comの記事の中の以下の部分です。

判決によると、音楽担当の女性教諭は02年、「音楽を体感させる」として、教科書の掲載曲「雲のきょうりゅう」のCDを大音量で3回流した。

ここで名前を出された曲自体が迷惑だなと思うのですが、私は以前教材の範唱の録音の仕事(独唱も合唱も)を結構やっていて、この曲名に聞き覚えがあるのです。
多分、この曲(合唱で)録音した事があるのではないか、と思います。
録音に立ち合った作曲者の空気感がなかなか個性的だったので記憶に残っているのですが、もし、私が参加した録音を聴いて苦痛に思ったのだったら、(不可抗力ですが)ちょっとショックですね。

別の教材のバラード系のある曲は録音しながら、ベタな展開だなぁ、などと思っていたのですが、中学校でこの曲は大人気です、と某所で聞いたりと、人の感性は様々だなと思いました。

「音楽を体感させる」として大音量で流すのならインキャパシタンツだろ、と個人的には思いますが、これを音楽の授業で流したら慰謝料170億円取られそうです。

sekaiongaku.jpg定価8400円、548ページ、ハードカバーの重量級の本ですが、内容も重量級です。「事典」とは書いてありますが、まずは1ページ目からじっくりと順番に読んでいくべき構成になっています。

「世界音楽の本」というタイトルですが、この地域ではこういう音楽が盛んで、などと西洋の視点から民族音楽の特徴や歴史を書き連ねるのではなく、地球全体を様々な地域の様々な音楽の相互浸透する音楽世界という視点でとらえた上で、音楽の歴史や特徴を記述していこうという壮大な試みをおこなっているのが非常に独特です。
その意図を実現するために起用された、高橋悠治、佐々木敦、大友良英、大熊ワタルなど多彩な執筆陣も魅力です。

リズム、音色、制度、20世紀音楽史、日本音楽の20世紀、グローバリズムと現代の問題、という大きな6つの章から構成されていて、例えば第1章の「リズム」の構成を見れば、この本の独自性がよく分かると思います。

足のリズム
 歩きとビート
 行列
 方向と中心
 不均等なリズム
 視点分割運動とポリリズム
手のリズム
 イスラーム文化のリズム
 手がつくるリズム
 朝鮮半島のチャンダン
息のリズム
 アジアの声 息のリズム
 笛のリズム、尺八
リズムの文化横断
 北米のシンコペーション
 アフロ・キューバン
 機械のリズム
声と歌
 音色
 太鼓ことば・口三味線
 かたる となえる
 歌の場
 ちがう声がいっしょに歌う
 歌芝居

20世紀音楽史の項も、もちろんクラシックの現代音楽について述べたものではなく(西洋における一傾向としては紹介されています)、ジャズのようなものはもちろん、ラテン、アフリカ、アラビア、インドにおけるポピュラー音楽の歴史について幅広く触れ、音楽そのものにも大きな影響を与える政治の役割、レコードなどのメディアの問題も取り上げられています。

多くの執筆者の文章をまとめたものなので、文章の内容には濃淡がありますし、内容の重複も若干ありますが、世界各地の純粋な民族音楽とそれを搾取し破壊する西洋文明、というありがちで単純な見方では世界の音楽の動きはとても捉えられない、ということを本全体から実感する事が出来ます。

どのような音楽であれ、他の文化の影響から完全に隔絶される事は不可能ですし、そこに西洋など他の文化がその音楽と交わった時、それは搾取なのか、折衷なのか、相互浸透による音楽の新たな発展なのか、判断するのは極めて困難です。実際はそのような多文化の複雑な混ざり合い(誤読による変異も含みます)によって世界の音楽シーンが作られているのですから、まずその現状を把握する事からはじめなくてはならないのでしょう。

かつてはシュトックハウゼンの「テレムジーク」が非西洋音楽の植民地主義的な搾取だと批判された事もありましたが、そこで音楽的に実現されているのは、世界各地の音楽の電子的な手法を用いた相互変調による融合であり、これはまさにこの本で述べられている世界の音楽の状況を、一つの音楽作品として表現したものということになります。

1〜100歳の100人の人が太鼓を叩く映像を繋げた動画です。
ただそれだけで特別な編集もしていないのですが、人生の縮図を表しているようですし、一つの楽器が奏でる多様なサウンドの繋がりも面白いです。

作曲家の安野太郎さんが、現在のチベット情勢を憂い、音楽を通じてチベットの平和のための輪を広げようとする試みを行っていますので、紹介します。

詳しくは以下の安野氏のブログ記事をお読み下さい。
皆様へフリーチベットプロジェクトのお誘い

簡単に要約すると、チベットの少女が歌っている短いメロディーを皆で録音し、それをミックスすることで、大きな歌声の輪を広げていこうということです。
この企画に参加した始めの10人の方の演奏をミックスしたものはこんな感じになります。
10人ミックス(mp3)

私もリンを伴奏に歌った録音を送りました。
http://db2.voiceblog.jp/data/p2p-ftp/1206509604.mp3

現在17人分の録音が集まっているようですが、もっと沢山の人に参加してもらえるとすばらしいと思い、こちらでも紹介してみました。
上記の安野氏のサイトにはそのメロディーの楽譜、音源、クリックなどがありますので、テンポだけ合わせてそのメロディーを歌ったり演奏したりして録音した音声ファイルを送るだけで参加できますので、興味のある方はどうぞ。

あけましておめでとうございます。
さて、お正月らしい話題から。

昨日のエントリーでも紹介したレゲエ風「お正月」ですが、どんな曲でもレゲエのリズムを乗せれば様になる訳ではないのです。そういう意味でも「お正月」とレゲエがピッタリと合うのは奇跡的といっても良いと思います。

一応もう一度、恥ずかしくて自分で失笑してしまう録音のリンクを張っておきます。
http://matsudaira-takashi.jp/sounds/oshogatsu.mp3

その原因を考えてみると、お正月のフレーズ構造、リズム構造に秘密がありそうだということが分かりました。
まず、レゲエのリズムにフィットするためには、あの刻みのリズムとコントラストを成す周期のフレーズが必要で、簡単に言うとフレーズのあまりに短い曲はこのリズムに合いません。
かといって、フレーズ構造が単純すぎてもつまらないので、時折フレーズが伸び縮みすることによる変化も重要です。

それで、この「お正月」ですが、童謡で典型的な同じリズム、フレーズの繰り返しに留まらない工夫が感じられます。

まず初めの「もういくつねると お正月」のリズム構造は8分音符を単位とすると4-2-1-1-2-2-4-2-2-2-2-6となっていて4小節のフレーズを作ります。4分の4拍子で4小節というのは童謡というジャンルではかなり長い部類に入ります。そして前半2小節の4-2-1-1-2-2-4(もういくつねると)というリズム構造はほぼシンメトリーになっていて、その結果として出てくる音価の収縮、拡大の変化が、続くフレーズの4分音符の繰り返し(お正月)と対比を形作ります。この部分だけでもレゲエのリズムに合う要素を持っているのですが、さらにその次のフレーズがレゲエ的に「おいしい」構造になっています。

次の「お正月には凧上げて」のリズム構造は1-1-1-1-1-1-2-1-1-1-1-2となりフレーズは2小節に縮まります。4分音符が支配的だった初めのフレーズに比べて、ここではその半分の音価の8分音符が支配的となり、フレーズも4小節から2小節へ半減します。つまり、やや大袈裟に言えばフレーズごとテープの早回しのように圧縮された、ということになります。さらに、8分音符で喋るようなメロディーのパターンはレゲエでもよく見られるもので相性は抜群です。

そしてこの2小節のフレーズとほぼ同じ構造がもう一度繰り返され、最後に初めの4小節フレーズが戻ってくることによって、A4-B2-B2-A4(数字は小節数)という全体の構成が完成されます。
ちなみに、本題からそれますが、A-B-B-Aという構成はちょっと珍しいと思います。A-A-B-AとかA-A-B-Cといった「起承転結」的な構成が一般的だからです。

そして、メロディー構造ですが、多くの童謡と同様、ペンタトニックで出来ていて、これもレゲエの音楽性とぴったりです。
ついでにメロディーのラインも分析してみると、初めと最後のフレーズはほぼ同一のメロディーで、主音から第5音に上行し再び主音に戻ってくる構造、真ん中の2つのフレーズは、どちらも、下行→上行というラインを描きますが、2つ合わせて主音から第5音へ下行しオクターヴ上の第5音へ上行していくラインを描き、両側のフレーズの山型のメロディー・ラインとうまくコントラストを作っています。

ちなみに和声進行は原曲のままではレゲエのリズムにうまく合わないので、録音に際して若干のリハモナイズをしています。
後で気が付いたのですが、ベース・パートはかなり低い音域の倍音の少ない音色を使っているため、パソコンの小さなスピーカーではそのパートは再生できないかもしれません。我が家のPowerBookの内蔵スピーカーではベース・パートを削ったリミックスのように聞こえました。

今日スーパーに買い物に行ったら、店内でレゲエ風にアレンジされた「お正月」が流れていました。この曲にレゲエのリズムがぴったりだということを発見して感動した私は、帰宅後早速、自前で「レゲエ風お正月」を録音しました。
お正月ののんびりした雰囲気とレゲエのパラダイスでゆるい感じがぴったりくるのです。
年末に合わせるべく慌てて録音したので粗いですが、ご興味があれば以下のリンクからお聴き下さい。

http://matsudaira-takashi.jp/sounds/oshogatsu.mp3

よいお年を。

音律&微分音マニアご用達必至のソフト「Scala」というものを見つけました。
スクリーンショットなど詳しい内容は以下のサイトで見られます。
http://www.xs4all.nl/~huygensf/scala/

ここまで簡単且つ自由に音律を調整し耳で確かめられるソフトは他にはないでしょう。しかもここまで高機能で無料というのもうれしいです。各種OSのヴァージョンがありますが、Mac OS XではX11が必要です。

比率、セントのどちらでも音律を指定可能で、各種平均律(4分音や6分音による音階)、ミーントーンなども簡単に作れます。
作った音律を5度圏に表示するなど各種分析も可能で、midiキーボードに繋いで演奏することももちろん出来ます。
機械的に半音階に割り振るのでオクターヴを16個に分割するような音階でも問題なく演奏できます(但しオクターヴがキーボード上のオクターヴとずれるので注意が必要です)。

あまりに楽しくて様々な音律で即興演奏したものを録音してみました。

まずピタゴラス音律風の5音音階です。音源

次はほとんど同じ5音音階ですが純正調的なものです。3度音程が違うのが聴き取れるかと思います。音源

続いてフリギア旋法風の音律。音源

古代ギリシアのエンハーモニック(4分音)による旋法音源

高次倍音列(第60倍音以上)による微分音階です。シュトックハウゼンのXiっぽい即興演奏をしてみました。音源

続いて3分音(全音を3分割する)の音階です。音源

非オクターヴ周期の音階も当然のように作れます。
メシアンの移調の限られた旋法第2番もどきの音律ですが、オクターヴがない音階です。音源

アーカイブ

ウェブページ

OpenID対応しています OpenIDについて
Powered by Movable Type 4.26

2010年2月

Sun   Mon   Tue   Wed   Thu   Fri   Sat
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28            

おしらせ

■松平敬 1stアルバム
《MONO=POLI》


 マショーからケージまでの声楽アンサンブル作品を、多重録音によってすべて一人の声のみで演奏したアルバム。
 16声部のリゲティ《ルクス・エテルナ》も収録。

ENZO Recordings
EZCD-10006

プロモーション・ヴィデオ

ご購入は以下まで:
HMV ONLINE
TOWER RECORDS ONLINE
amazon.co.jp

松平敬 - モノ=ポリ・ひとりの声のための交響曲

このアーカイブについて

このページには、過去に書かれたブログ記事のうちその他の音楽カテゴリに属しているものが含まれています。

前のカテゴリ:Thelonious Monk

次のカテゴリ:コンサート情報

サイト内リンク

takashi531's Profile Page