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・作曲者不詳(16世紀):アヴェ・マリア
・ニグリーノ:リチェルカーレ
・ガリレイ:リュートのための組曲
・ノイジードラ:シャコンヌ
・イギリス民謡:グリーンスリーヴスとガリアルド
・フランス民謡:トゥルディオン
・バイフ:パストレッラ
・ゴーティエ:ガヴォット

フィンランド国歌を歌います。
私ではなくて、私の弟子です。
昨年末よりフィンランドから短期留学している学生の声楽のレッスンを見ていますが、その彼(テノール)が歌うそうです。
特に声楽の専門教育を受けている訳ではないのですが、趣味でやっているにしては非常に歌がうまく、今までのレッスンではモーツァルトやヴェルディのオペラ・アリア、バッハのカンタータのアリアなどを歌っています。
日本人の巷の音大生よりはるかにレベルが高いかもしれません。
来週2月4日国立競技場で試合があり、その前に歌うようです。
TBSでも生放送されるようなので、ご興味のある方は是非ともご覧下さい。
TBSキリンチャレンジカップ2009 日本vsフィンランド
私の地元宇和島にこんな迷曲があるとは不覚にも知りませんでした。
その名も宇和島の名産品「じゃこ天」を歌った「宇和島じゃこ天の歌」。
宇和島には、市内でもっとも大きなお祭の和霊大祭の時の盆踊りソングとしての「宇和島音頭」や若者向けの「ガイヤ・オン・ザ・ロード」(作詞・作曲:宇崎竜童)などが知られていますが、この曲は完全にノーマークでした。
愛好家の方が作った曲、ということですが、それ故の脱力具合、良い意味でのチープさがかなりツボに入りました。
「およげたいやきくん」をパクったようなジャケット(左)のセンスも秀逸です。
ラテン風の浮ついた曲調にあわせて「じゃっこ、じゃっこー」という絶妙に力の抜けた掛け声がブレンドする様が最高です。
CDの注文方法などはこちらをご覧下さい。

「アンデス」とは右の写真にある鍵盤ハーモニカのような楽器ですが、その正体は実は笛です。
各鍵盤に笛がついている仕組みなので、パン・フルートに鍵盤がついたようなイメージでしょうか。
栗コーダーカルテットのアルバムの中でこの楽器が使われているのですが、どんな深刻な曲もゆる〜くしてしまうほのぼのとした音色を持っています。
ネットで見つけて思わず注文しましたが、以前当ブログでも紹介した近所のスーパーで流れている変なメロディーを早速試奏してみました。
http://matsudaira-takashi.jp/sounds/hibari.mp3
ちなみに楽器の画像をクリックすると販売元のサイトへ飛びます。
入力した文字(アルファベットのみ有効)を自動的に上下左右に逆転した状態にするJavaScriptの組み込まれた頁です。
http://www.revfad.com/flip.html
¿noʎ ǝɹɐ ʍoɥ
こうした文字列を簡単に作れます。だから何かの役に立つ訳ではないですが、あたかも12音技法の逆行反行形を思い出させます。
ところで、本日は明日の「双子座三重奏団&エクスドット」ツインライヴのリハ、気がついたら11時間ぶっとおしで練習していました。かなり濃密な内容ですので、今からでもまだ申込みOKです、こちらよりご予約下さい。
小学校の授業で音楽を大音量で流され、精神的苦痛を受けたと訴えた元生徒が訴訟を起こし、大阪地裁が慰謝料など170万円を払う判決を出したそうです。
ソース:http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200805020070.html
この事件自体に対して私がわざわざコメントするつもりはないのですが、気になったのはリンクに張ったasahi.comの記事の中の以下の部分です。
判決によると、音楽担当の女性教諭は02年、「音楽を体感させる」として、教科書の掲載曲「雲のきょうりゅう」のCDを大音量で3回流した。
ここで名前を出された曲自体が迷惑だなと思うのですが、私は以前教材の範唱の録音の仕事(独唱も合唱も)を結構やっていて、この曲名に聞き覚えがあるのです。
多分、この曲(合唱で)録音した事があるのではないか、と思います。
録音に立ち合った作曲者の空気感がなかなか個性的だったので記憶に残っているのですが、もし、私が参加した録音を聴いて苦痛に思ったのだったら、(不可抗力ですが)ちょっとショックですね。
別の教材のバラード系のある曲は録音しながら、ベタな展開だなぁ、などと思っていたのですが、中学校でこの曲は大人気です、と某所で聞いたりと、人の感性は様々だなと思いました。
「音楽を体感させる」として大音量で流すのならインキャパシタンツだろ、と個人的には思いますが、これを音楽の授業で流したら慰謝料170億円取られそうです。
定価8400円、548ページ、ハードカバーの重量級の本ですが、内容も重量級です。「事典」とは書いてありますが、まずは1ページ目からじっくりと順番に読んでいくべき構成になっています。
「世界音楽の本」というタイトルですが、この地域ではこういう音楽が盛んで、などと西洋の視点から民族音楽の特徴や歴史を書き連ねるのではなく、地球全体を様々な地域の様々な音楽の相互浸透する音楽世界という視点でとらえた上で、音楽の歴史や特徴を記述していこうという壮大な試みをおこなっているのが非常に独特です。
その意図を実現するために起用された、高橋悠治、佐々木敦、大友良英、大熊ワタルなど多彩な執筆陣も魅力です。
リズム、音色、制度、20世紀音楽史、日本音楽の20世紀、グローバリズムと現代の問題、という大きな6つの章から構成されていて、例えば第1章の「リズム」の構成を見れば、この本の独自性がよく分かると思います。
足のリズム
歩きとビート
行列
方向と中心
不均等なリズム
視点分割運動とポリリズム
手のリズム
イスラーム文化のリズム
手がつくるリズム
朝鮮半島のチャンダン
息のリズム
アジアの声 息のリズム
笛のリズム、尺八
リズムの文化横断
北米のシンコペーション
アフロ・キューバン
機械のリズム
声と歌
音色
太鼓ことば・口三味線
かたる となえる
歌の場
ちがう声がいっしょに歌う
歌芝居
20世紀音楽史の項も、もちろんクラシックの現代音楽について述べたものではなく(西洋における一傾向としては紹介されています)、ジャズのようなものはもちろん、ラテン、アフリカ、アラビア、インドにおけるポピュラー音楽の歴史について幅広く触れ、音楽そのものにも大きな影響を与える政治の役割、レコードなどのメディアの問題も取り上げられています。
多くの執筆者の文章をまとめたものなので、文章の内容には濃淡がありますし、内容の重複も若干ありますが、世界各地の純粋な民族音楽とそれを搾取し破壊する西洋文明、というありがちで単純な見方では世界の音楽の動きはとても捉えられない、ということを本全体から実感する事が出来ます。
どのような音楽であれ、他の文化の影響から完全に隔絶される事は不可能ですし、そこに西洋など他の文化がその音楽と交わった時、それは搾取なのか、折衷なのか、相互浸透による音楽の新たな発展なのか、判断するのは極めて困難です。実際はそのような多文化の複雑な混ざり合い(誤読による変異も含みます)によって世界の音楽シーンが作られているのですから、まずその現状を把握する事からはじめなくてはならないのでしょう。
かつてはシュトックハウゼンの「テレムジーク」が非西洋音楽の植民地主義的な搾取だと批判された事もありましたが、そこで音楽的に実現されているのは、世界各地の音楽の電子的な手法を用いた相互変調による融合であり、これはまさにこの本で述べられている世界の音楽の状況を、一つの音楽作品として表現したものということになります。
1〜100歳の100人の人が太鼓を叩く映像を繋げた動画です。
ただそれだけで特別な編集もしていないのですが、人生の縮図を表しているようですし、一つの楽器が奏でる多様なサウンドの繋がりも面白いです。



