2月に出すCD《MONO=POLI》をどのように作ったか、備忘録がわりにメモしておきます。
・デモ音源の製作
自分の声のみによる多重録音が、どのような演奏結果になるのか予想がつかなかったので、自宅で簡易に録音、ミキシングをし、共同プロデューサーである嶋田亮氏にその音源を聴いてもらいながら、選曲をしていきました。
当然、収録曲全曲のデモ音源を作りましたし、これ以外にボツにした作品もいくつかあります。
録音、編集にはLogicを使用しました。
・ガイド・トラック、クリック・トラックの製作
正式レコーディングを円滑に行うため、自宅でガイド・トラック、クリック・トラックを製作しました。
クリック・トラックはデモ音源の録音で使用したLogicのクリック音をWAVファイルに書きだしました。基本的にイン・テンポのクリックですが、作品によっては、微妙なルバートが欲しいものもあるので、正式レコーディングに備えて、そうした微妙なテンポ変化もクリックに反映するように細かく調整しました。
基本的にア・カペラ作品ばかりの本盤ですが、多重録音すると微妙なピッチのずれが大きく影響することもあるので、レコーディング時にクリックと一緒に聴くためのガイド音源をMIDIで作成しました。
・正式なレコーディング(2009年7−8月)
世田谷区砧にあるトーンマイスターというヴォーカル・ブースのあるスタジオで9日間にわたって行いました。少なくとも、演奏時間×声部数×テイク数を要しますので最大16声部の曲を含む今回の録音は、9日間でも、かなり駆け足で進めたことになります。
ソプラノなど女声声部もファルセットで歌ったのですが、ファルセットはどうしても喉の消耗が早いため、その辺のペース配分も難しかったです。
録音スタジオというと、閉塞感が強くあまり長くいたくないような所もありますが、このスタジオはゆったりとくつろいで録音できるとても良い環境でした。
録音はPro Toolsで行いました。24bit 96kHzでマルチ録音したため、全曲のファイルはDVD-R数枚分に及びました。
後編:CD製作の工程 その2



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