だんだんとCDの購入枚数が減り、iTunesやナクソスのストリーミングの利用頻度が増えていっていますが、今年購入した以下の3つのCDボックスは良い買い物でした。
1. ビートルズ、全アルバムのリマスター盤(ステレオ盤)
ジャズやロックの古典的名盤は何度も何度もリマスターされ、その都度買い換える、というレコード会社の策略にはまりまくりの記憶が痛々しいですが、ビートルズのアルバムだけは、初CD化から20年間ずっと同じマスターが売られ続けていたのは、ある意味驚異的でした。
このマスターも当時の技術水準から考えるとそれなりの良い仕事だったと思うのですが、特に中低音域のペラペラした感じはずっと気になっていたので、今回のリマスターは朗報でした。
2. クラフトヴェルク(初期作をのぞく)全アルバムのリマスター盤(ドイツ語盤)
テクノポップですから、やはりリズムセクションやアナログ・シンセの音の太さが足りないと物足りません。今回のリマスターではそこが改善されていたのと、LPサイズの巨大なブックレットのキッチュ感が嬉しかったです.
3. ハイドン交響曲全集(デニス・ラッセル・デイヴィス指揮)
ハイドンの作曲した104曲(+α)の交響曲を収めたボックスセットです。
37枚組にしてたったの6500円という破格値ですが、演奏は値段と反比例してなかなかの好演です。弦楽器のヴィブラートは控えめの古楽的アプローチで、アンサンブルもすっきりとしています。中庸な表情付けで、もっとコントラストが欲しいところもなくもありませんが、そのおかげで、「演奏」ではなく「作品」が聞こえてきます。
現在、仕事の移動時間などを利用して全曲聴取に挑んでいます。
始めから聞くと、途中で挫折しそうなので、あえて中期のものから開始しています。



ハイドン、チャレンジャーですよね。
何かしら、実験している姿勢が、実に気持ち良いです。
僕も買おうっと。
チャレンジャーなところが、ヘンタイっぽい音楽へと結実しているところが面白いです。
そして、この100曲以上の作品を録音するのも、それを聴き通そうとするのもチャレンジャーだと思います.
ビートルズのリマスターはレンタルで出ていたので聴きましたが、70年代後半のバンドだと言われたら本気にしそうな、良音質でした。
リマスターで凄いなと思ったのは、トスカニーニのベートーヴェン交響曲。40年代の録音だと思いますが、何も手を入れていない60年代の別の人の録音だと言われたら本気にしそうです。
りろさん>
新しい録音でも、マスタリングでイメージがかなり変わりますが、古い録音だと、アナログ音源をどうやってデジタル化するか、という要素も加わるので、リマスターの効果はより大きくなりますね。
40~50年代のものでも、最新録音よりも、もっと「音楽」をとらえている録音は多いですね。