パンドラの箱

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pandra.jpgベルクの有名なオペラ「ルル」と同じ原作を元にした無声映画(1929年)のDVDです。なんといってもルル役のルイーズ・ブルックスがはまりすぎです。絵に描いたような「魔性の女」の魅力全開ですが、彼女に群がる男性達のキャラ立ちも強烈です。アルヴァ、シェーンは役にぴったりのキャスティングをしているのはもちろん、シゴルヒの醜悪なキャラクターは特に衝撃的です。ゲシュヴィツの、一目でレズビアンと分かる演出も絶品です。
とにかくモノクロの映像が美しく(サイレントだけに映像により注意が向かいます)、130分という上映時間がそれほど長く感じないほどですが、私としてはどうしてもベルクのオペラと比較しながら見てしまいます。

細部で色々と違いはありますが、大筋ではベルクの「ルル」と同じようなストーリー展開です。最後に切り裂きジャックに殺されるところも同じですが、ベルクのオペラのようにドラマティックな演出ではなく、淡々とした幕切れになっています。

サイレントなので当然、伴奏音楽が終始流れていますが、もちろんベルクの音楽とは全く異なる、当時の映画音楽の王道を行くような軽妙な曲が付けられています(ベルクのオペラの中にもジャズを模したような音楽が出てくるので、そことの関連性も指摘できなくもはないです)が、これも退廃的な雰囲気を醸し出していてなかなか良いです。

以前クリスティーネ・シェーファー主演の「ルル」のDVDを紹介した記事も書いてありますので、そちらも宜しければご覧下さい(以下リンク)。
http://matsudaira-takashi.jp/klang_weblog/2004/03/post-76.html

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ジョン・ゾーンのアルバム『News for Lulu』のジャケットは、ルイーズ・ブルックスを使ってます。アルバムの中身は、ソニー・クラーク、ケニー・ドーハムと言った、ジャズメンの作曲した曲を、かなり真っ当に演奏するというものです。ちなみにタイトルは、ソニー・クラークが飼っていた犬が「ルル」といいまして、これにちなんでクラークが作った曲のタイトルです。アルバムの中でも演奏してますよ。

ご紹介ありがとうございます。ジョン・ゾーンのこのアルバムはタイトルだけは知っていましたが未チェックアルバムです。

「SPY vs. SPY」というオーネットの曲を濃縮演奏するアルバムがありますが、そういうのとはちょっと違った路線っぽいですね。

「ルル」といえば大貫妙子が坂本龍一と組んだアルバムにそういうタイトルのものがあった気がします。

>まっちゃん@シリウスさん
「NEWS FOR LULU」は、ジョン・ゾーンのディスクの中では最初に聴い
たCDです。ジョージ・ルイス(tb)、ビル・フリゼール(g)とのトリオによるジ
ャズ・アルバムで、ライナーにはブルーノートのオリジナルのレコードNo.
まで記載されています。例えはわるいかもしれませんが、以前教えてい
ただいた、ビョークにおける「Gling Glo」のような位置付けかもしれませ
ん(笑)。無論、新しさもあるとは思いますが。
http://www.amazon.com/gp/product/B000001YQB/

nakanoさん、解説ありがとうございます。

ちなみに私がはじめに聴いたジョン・ゾーンのアルバムはネイキッド・シティの「拷問天国」でした(汗

ビル・フリゼールはこのバンドでも弾いてますが、彼のソロ・アルバムのあまりのホンワカした感じにものすごいギャップを感じた記憶があります(笑

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