2004年11月アーカイブ

Hoch-Zeitenは5群のオーケストラとコーラスのための作品ですが、それぞれのグループが独立したテンポで演奏されるためすべてのパートを聞き分けることは非常に難しいです。それで、シュトックハウゼンは聴取の助けとして、このそれぞれのグループを別に聴く事ができるようにミックスし直したCDを作り、それが以下の2種の3枚組CDとして発売されました。

CD 71 HOCH-ZEITEN / HIGH-TIMES for choir
(3 CDs: 5 individual groups and TUTTI for study purposes)
52 € / $63

CD 72 HOCH-ZEITEN / HIGH-TIMES for orchestra
(3 CDs: 5 individual groups and TUTTI for study purposes)
52 € / $63

ジャケット等はこちらで見る事が出来ます。

このCDの詳しい情報はこちらからどうぞ。

なおHOCH-ZEITENではコーラス版では7回のオーケストラのBlend-in、オーケストラ版では7回のコーラスのBlend-inとオーケストラ内のメンバーのデュオやトリオで演奏される「回想」がさらに重ねられますが、これらのレイヤーを含まない、5群のオーケストラとコーラスのみのミックスもこのCDで聴く事ができます。

col legnoからのフェルドマン作品の新譜(以下リンク)に収められた、フェルドマンが1979年に作曲したViolin and Orchestraは非常に興味深い作品です。タイトルが楽器編成をそのまま示していますが、いわゆるヴァイオリン協奏曲のような感じではなく、ソロ・ヴァイオリンを伴った管弦楽作品といった趣を呈しています。フェルドマン作品にしては比較的動きのある音楽ですが、短く繊細な音色パターンが次から次へと表れては消えていく基本コンセプトのもとに作曲されています。音色の選び方はもちろん、テクスチュアの濃淡、規則、不規則などの配置の仕方が絶妙で50分の長大な演奏時間が退屈に感じられる事はありません。

このCDに併せて収録されている晩年の名作オーケストラ曲「コプトの光」もフェルドマン・ファンなら是非とも押さえておきたい作品です。

Violin & Orchestra / Coptic Light for Orchestra

行ってきました。ダモ&マニ。
東京の方ではなくて横浜の公演の方にわざわざ行ったのですが、理由は対バンに「Incapacitants+JOJO広重+石塚俊明+柿木義弘」という日本のノイズ音楽の最高峰が結集したスペシャル・バンドが組まれていたからです。そしてその演奏はもうやばすきます。2つのテーブルにそれぞれ所狭しと積まれたギター用のエフェクターがセッティングされていた時点でただならぬ雰囲気を感じていましたが、凸凹コンビの二人がそのエフェクター群をなにやらいじって凄まじいノイズを発したり、マイクを口にくわえて絶叫したり(しかしノイズと一体化してか、ノイズがうるさすぎるのか声全く聞こえず。。)と阿鼻叫喚のパフォーマンスでした。その轟音ノイズにからむ石塚俊明のロック色の強いドラムがさらにやばさを増幅、かなり狂いまくっていたお客さんも多数。最後には巨体を客席にダイビングさせ客席の後ろへ走り去っていくちょっと迷惑(笑)なパフォーマンスもありました。やはり日本のノイズ音楽は世界最高峰です。

この凄まじい演奏の後に、マニ&ダモはどう演奏するのか、ちょっと不安になってしまうほどでしたが、その心配は杞憂に終わりました。こちらも本当にやばかったです。
ダモのソウルフルなヴォーカルも感動的でしたが、なんといってもマニのドラムが圧倒的でした。
チューニングでちょっと一叩きしただけで分かる、類稀なるリズム感とグルーヴ、音楽の強度、すべてが圧倒的でした。
長い曲になると、途中でリズムやテンポを微妙に変えるのですが、その変化のさせ方などもマジカルで、聴衆の心をグイグイ惹き付けていきます。もちろんバカテクを100%使い切った手数の多く、ニュアンスに満ちたドラミングそれ自体も最高で、最後には鉄製の皿を何枚もジャラジャラとステージにぶちまけ、床に座ってそれを華麗に叩きまくるパフォーマンスも飛び出ました。

会場は小さなライヴハウスだったのでステージが間近で、ほぼ最前列にいた私は大満足でした。

これは行かなきゃ損ですよ。

http://mondrien.com/damo/

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おしらせ

■松平敬 1stアルバム
《MONO=POLI》


 マショーからケージまでの声楽アンサンブル作品を、多重録音によってすべて一人の声のみで演奏したアルバム。
 16声部のリゲティ《ルクス・エテルナ》も収録。

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松平敬 - モノ=ポリ・ひとりの声のための交響曲

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