Charlie Parker : The Complete Verve Master Takes

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coverチャーリー・パーカーがヴァーヴ・レーベルに残した録音のマスター・テイクのみを集めた3枚組のボックスセットです。チャーリー・パーカーの今まで発売されていた多くのCDでは別テイクがマスター・テイクのあとにすぐ続いて収録されていたりして、同じ曲を何度も聴く事になってしまうという苦しい構成になっていました(さもなければ収録時間が極端に短くなってしまうという事情もありますけど)が、このようにマスター・テイクばかりを集めて多くのアルバムに分かれていた音源をまとめて聴ける、というのは非常に嬉しい企画です。
すべて1950年前後の録音ですがリマスタリングの素晴らしさもあって、チャーリー・パーカーのプレイはもちろん、ベースやドラムの細かい音までクリアーに聞こえるのも特筆すべきでしょう。
やや取り扱いにくいものの豪華な装丁もいいです。

ヴァーヴ・レーベルに遺した録音は小編成のコンボ、ビッグバンド、ストリングス、コーラスとの共演、ラテン・ジャズ風の演奏などと、様々なフォーマットが試みられていますが、これらの録音が適度にミックスされていることによって、通して聴くと適度に変化があり、この辺の演出も心憎いです。

個人的にはストリングスとの共演が気に入っています。
彼のバラードの演奏は本当に素晴らしいです。

「バード」と呼ばれた彼の素晴らしい演奏については多くの人が語り尽くしているので私がとやかく言う必要はありませんが、あのマイルス・デイヴィスが晩年まで尊敬し自伝にもさまざまなエピソードを綴っている(表面的な演奏スタイルではない)彼の音楽の精神はこれからも受け継いで行かなくてはなりません。

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パーカーといえば、僕は「コンファメーション」が好きですね。あのぶっ飛んだテーマメロディを、愉悦に満ちた演奏でやってしまうところが凄い快感です。まぁチック・コリアのオリジナルなんかも、結構複雑なフレーズを持つ曲がありますけど、パーカーの凄さにはやはり遠いかなと。

チャーリー・パーカーの一番の凄さはいまでは当たり前になっているああしたアドリブのやり方をいきなり完成させてしまったということです。そして、まさに鳥が自由に飛び回っているような変幻自在のフレージングの素晴らしさでしょうか。
彼のアイデアの新しさはオーネット・コールマンやエリック・ドルフィーのそれ以上だと思います。

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