チャーリー・ヘイデンとケニー・バロンのこの密やかで美しいアルバムを、私のように我が家の至宝にしている人はきっと多いことだと思います。もちろん、チャーリー・ヘイデンのデュオにハズレはないというのは定説になっていますが、このアルバムは数ある彼のデュオ・アルバムの中でもトップ・クラスの完成度を持っていると思います。ヘイデンのゆったりとしたビートにのってケニー・バロンのピアノが変幻自在の音色を操る様は魔法のようです。ビル・エヴァンスの有名なWaltz for Debbyのライヴ盤の様にまわりで微かに皿やグラスの音が鳴っているところもこのライヴの雰囲気をうまく伝えています。
昨年このデュオが東京のブルーノートに来たので行ってみましたが、このCDの世界が目の前に現れたような夢の世界が待っていました。しかも、私が座った席はチャーリー・ヘイデンの真っ正面、手を伸ばせば彼と握手できそうな勢いのかぶりつきの場所で彼の包み込むような暖かいベースの音色を堪能しました。



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