David Bowie: Reality

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デヴィッド・ボウイのこの新譜はビート、ギターのサウンド、歌声などどこをとってもパワフルでロック魂に満ちあふれています。
アレンジはロックの王道を行くシンプルなものですが、単調にならないように細かな工夫が随所に見られます。音数をやたらと増やして音圧で攻めるのではなく、ひとつひとつのサウンドがしっかりと主張できるようにアレンジしているので、重厚なイメージの割には実は音数は少なかったりするのもすごいです。
コード進行もいかにもロック的などの調性にも収まらないようでいて、どの調性にも属する事の出来る浮遊感に満ちたものになっています。
フィリップ・グラスがボウイの70年代のアルバムを素材にしてシンフォニーを作曲しているのは有名な話ですが、ハーモニーのセンスがグラスと似ている面もあると思います。

このアルバムの素晴らしさを引き立てているのはミックスだと思います。
パワフルなビートと力強いハーモニーを保ちつつ、全ての音が透明感を失わずクリアーに聞こえてくる絶妙な匙加減にはぶっとんでしまいます。

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