低音デュオ公演終演

By | 2016-03-23

昨日の低音デュオ公演、お陰様で無事に終了しました。
好評だった川上統、徳永崇両氏の新作や、低音デュオ版の初演となった杉山洋一作品は、これからの大切なレパートリーとして育っていくと思います。

さて、演奏会の曲目について幾つかの補足情報を。

アンコールは以下の2曲でした。

ベラ・バルトーク:カノン
Béla Bartók: Kánon

フリードリヒ・K・ヴァネック:空飛ぶカエル(詞:ヴィルヘルム・ブンシュ)
Friedrich K. Wanek: Der fliegende Frosch (Wilhelm Bunsch)

バルトークの作品は『児童と女声のための合唱曲集』からの作品です。この曲集からの何曲かは、すでに低音デュオのレパートリーとなっています。

ヴァネックの奇妙な作品に関して、ユーモラスな歌詞を紹介しておきます。


空飛ぶカエル

どうにかして木の上によじ登った時
鳥になったような気がしたが、
それは間違いだと分かった


イラスト付きのドイツ語の原詩はこちらをご覧ください。

本編で演奏したヒンデミットの『8つのカノン』は、『音楽愛好家のための器楽、声楽曲集』という作品に含まれる作品ですが、歌詞の著作権が残存している第7曲を除くすべての楽譜をこちらからダウンロードすることができます。

楽譜をご覧になるとすぐ分かるように、カノンになっている2声と、4声部による伴奏声部のために作曲されています。楽器編成は自由で、伴奏声部を省略して2声だけで演奏することも可能です。

低音デュオの次回公演は6月24日、ROGOBAにて予定されています。